【中央区】協会けんぽの健康診断とは?種類・対象者・費用について

【中央区】協会けんぽの健康診断の種類・対象者・費用について解説

協会けんぽにはいくつかの健康診断があり、それぞれ内容や費用、対象者が異なります。こちらでは、協会けんぽが提供する健康診断について、種類や検査項目、対象者、費用などをご紹介いたします。健康診断を通して定期的に健康状態を確認し、早期発見・早期治療につなげましょう。中央区周辺で協会けんぽの健康診断に関する情報を把握したい方も参考にしていただければと思います。

協会けんぽの健康診断の概要

協会けんぽの健康診断の概要

協会けんぽの健康診断は、加入者の健康維持をサポートする制度です。病気の早期発見・早期治療をはじめ、生活習慣病の予防にも役立ちます。協会けんぽでは、年齢や性別に応じてさまざまな健診を実施しています。

健康診断の重要性

健康診断を通じて、自覚のない病気を見つけるきっかけになります。さらに、生活習慣病のリスクを把握し、生活の見直しにつなげることで、将来的な健康リスクの軽減にもつながります。

健康診断の種類と目的

協会けんぽの「生活習慣病予防健診」では、主に以下の健診を行っています。

・一般健診

年に1回の定期健診で、約30項目の検査を通して健康状態を総合的に確認します。

【主な検査内容】
  • 問診・診察等
  • 身体計測
  • 血圧測定
  • 視力・聴力検査
  • 尿検査
  • 便潜血反応検査
  • 血液検査
  • 心電図検査
  • 胸部レントゲン(直接)
  • 胃部レントゲン(直接)
・付加健診

一般健診に加え、さらに詳しい検査を行うものです。生活習慣病のリスクや隠れた異常の早期発見に役立ちます。単独での受診はできないため、注意が必要です。

【主な検査内容】
  • 尿沈渣顕微鏡検査
  • 血液学的検査
  • 生化学的検査
  • 眼底検査
  • 肺機能検査
  • 腹部超音波検査
・乳がん検診

乳がんは、日本人女性が罹患するがんの中で最も多いです。乳がん検診には、乳がんの早期発見・早期治療により、乳がん死亡率を減少させるという目的があります。検査では、乳房のひきつれ、しこり、乳首の湿疹、ただれ、石灰化などをチェックします。

【主な検査内容】

  • 問診
  • 乳房X線検査(マンモグラフィ)
・子宮頚がん検診

子宮頚がん検診は、子宮頚がんの早期発見・早期治療を目的に実施されます。子宮頚がんは、子宮の入り口にあたる「子宮頚部」に発生するがんで、20~30代の若い世代に多く見られます。

【主な検査内容】

  • 問診
  • 子宮頚部細胞診
・肝炎ウイルス検査

B型・C型肝炎ウイルスの感染の有無を調べる検査です。早期発見・早期治療により、肝硬変や肝臓がんへの進行を防ぐことを目的に行われます。

【主な検査内容】

  • HBs抗原検査
  • HCV抗体検査

協会けんぽの健康診断は、病気の早期発見や生活習慣病の予防に重要な役割を果たします。自分自身の健康を守るためにも、積極的に受診しましょう。

健康診断の対象者となる人

協会けんぽの健康診断は、加入者であれば誰でも受診できるわけではありません。対象者とその条件について解説します。

被保険者・任意継続被保険者

協会けんぽの健康保険に加入している方は、被保険者として健康診断の対象となります。また、退職後も任意で継続して加入している任意継続被保険者の方も含まれます。

  • 一般健診:35歳~74歳の方
  • 付加健診:40歳、45歳、50歳、55歳、60歳、65歳、70歳の方
  • 乳がん検診:40歳~74歳で偶数年齢に該当する女性
  • 子宮頚がん検診:36歳~74歳で偶数年齢に該当する女性
  • 肝炎ウイルス検査:35歳~74歳の方

被扶養者(ご家族)

特定健康診査は、生活習慣病の予防を目的に行う健康診断です。40歳~74歳までの被扶養者が対象となります。受診する年度に40歳の誕生日を迎える方も対象者です。75歳以上は後期高齢者医療制度に移行するため、受診年度に75歳を迎える方は、誕生日の前日までに受診する必要があります。

対象や受診できる健診の種類は、年齢や加入状況によって異なります。事前に内容をよく確認することが大切です。

健康診断の受診方法

健康診断の受診方法

協会けんぽの健康診断を受けるには予約が必要です。予約方法や受診の流れを事前に確認しておきましょう。

予約方法

協会けんぽの健康診断は、ご自身で協会けんぽと契約している健診機関に直接予約を入れます。協会けんぽのウェブサイトで、都道府県支部ごとに健診機関を検索できますので、お住まいの地域から近い健診機関を探せます。

予約の際には、以下の情報が必要になりますので、ご準備ください。

  • 記号・番号・保険者番号
  • 生年月日
  • 受診する健診項目
  • 健診予定日

※令和2年度受診分より、協会けんぽへの申込みは不要となりました。

受診時の持ち物

受診当日は、マイナンバーカード(マイナ保険証)を持参してください。マイナンバーカードを健康保険証として利用するためには、事前に「保険証利用登録」が必要です。登録方法については、マイナポータルなどで確認できます。従来の健康保険証は令和6年12月2日に廃止されますが、現在お手元にある有効な保険証は、令和7年12月1日まで使用可能です。

また、健診機関から事前に送付された問診票や検便容器などがある場合は、忘れずに持参しましょう。

受診の流れ

健診機関に到着したら、受付でマイナンバーカードを提示し、手続きを行います。その後、問診票の記入、各種検査へと進みます。検査項目は、基本的なものから、年齢や性別によって追加されるものまでさまざまです。検査の内容については、事前に健診機関にご確認ください。

受診後の流れ

後日、健診機関から健診結果が郵送で届きます。結果の内容によっては、再検査や精密検査が必要です。また、特定健康診査を受けた方で、生活習慣の改善が必要と判断された場合は、「特定保健指導」の対象となります。対象者には、協会けんぽまたは実施機関から別途案内があります。

受診に関する詳細や注意点は、事前に協会けんぽのウェブサイトや健診機関からの案内をよく確認しておくと安心です。

健康診断の自己負担額

協会けんぽは、年度内お一人様1回に限り、健診費用の一部を補助します。医療機関によって健診費用は異なるため、事前に確認することが重要です。協会けんぽの健康診断を受診する際の自己負担額についてご説明します。

健康診断の種類と費用

令和7年度の自己負担額は以下のとおりです。

  • 一般健診:最高5,282円
  • 眼底検査(医師の判断により実施した場合):最高79円
  • 子宮頚がん検診(単独受診):最高970円

一般健診に追加して受診できる健診の自己負担額は以下のとおりです。

  • 付加健診:最高2,689円
  • 乳がん検診(40~48歳の方):最高1,574円
  • 乳がん検診(50歳以上の方):最高1,013円
  • 子宮頚がん検診:最高970円
  • 肝炎ウイルス検査:最高582円

これらの金額は、協会けんぽと健診機関との契約に基づく最高額であり、受診対象年齢を満たす加入者(ご本人)のみに適用されます。ご家族や対象年齢外の方は、医療機関が独自に定めた料金体系となりますので、ご注意ください。

健康管理のためにも、協会けんぽの補助制度を活用して、定期的に健康診断を受診しましょう。

生活習慣病予防健診なら中央区のマイヘルスクリニック神田院へ

中央区のマイヘルスクリニック神田院では、協会けんぽの生活習慣病予防健診を承ります。また、協会けんぽの補助を利用して受けられる差額ドックもご案内しております。差額分のみをご負担いただくことで、通常より少ない料金負担で人間ドックを受診可能です。疑問点や不明点がありましたら、お気軽にお問い合わせください。

協会けんぽ健康診断に対応 中央区マイヘルスクリニック神田院

クリニック名 マイヘルスクリニック 神田院
院長 武井 達夫
住所 〒103-0022 東京都中央区日本橋室町4丁目1−6 クアトロ室町ビル7階
TEL 0120-260-709
FAX 072-426-3966
受付時間 月~金曜日 9:00~16:00
土曜日 9:00~12:00
開院日 2019年(令和元年)10月1日
URL https://mhck.jp